G7が閉幕 安倍首相は「リーマン級」強調

伊勢志摩サミットが閉幕した。今回のサミットでは新興国経済の冷え込みに端を発した世界経済の減速について論じられた。
議長国を務めた安倍晋三首相は閉幕後の記者会見で「リーマンショック」を何度も引き合いに出し、世界経済の現状をリーマンショック前夜として強い危機感を表明した。

ただし、これはG7の首脳の共通認識とは言い難い。イギリスのキャメロン首相は「危機とまでは言えない」と安倍首相の危機感を否定している。

安倍首相の危機感とは何か。一言でいうと、消費税増税の延期をするための理由づくりでしかない。
前回の衆院選は消費税増税延期の是非を問うとして行われた。その際、再延期は「ない」と断言していた。しかし、「リーマンショック級の経済危機があれば話は別」と保険をかけていたのだ。現在の世界経済の減速が「リーマンショック前夜」であれば、安倍首相は保険を適用して消費増税再延期をもっともらしく決定することができる。アベノミクスの失敗という批判も、この保険さえ使えば逃げ切れると考えたのだろう。

私は世界の首脳を集めたサミットを、自分の嘘を誤魔化す手段に使ったといわれても仕方がないと思う。

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